様々な場面で遭遇。お礼状の書き方とポイント

様々な場面で遭遇。お礼状の書き方とポイントのポイント解説

お礼状

お礼状はハガキでかまいません。
弔慰のとき以外できるだけ早く書いて出すことが基本です。
お祝い金が郵送されてきたり、品物が配送されてきた場合、無事に着いたという報告にもなるので、着いた日かその翌日には投函するようにします。(速達にする必要はありません。)
ていねいに感謝を込めて書くことが大切です。

お礼状の書き出しは時候のあいさつで始まります。
品物に対するお礼状は、品物がいつ届いたか日付を書いておくことを忘れないようにします。

どんなお礼状があるのか

お祝いの金品をもらった場合

結婚祝い、婚約祝い、出産祝い、子供の成長祝い(節供、七五三など)、入学・卒業祝い、成人祝い、就職祝い、発表会、昇進・栄転祝い、定年退職祝い、受賞祝い、開店・開業祝い、新築祝い、快気祝い、長寿祝い、引越し祝いなど

お祝いの品物をもらったことに対するお礼状で、「まことに結構なお品を」などと書かずに、具体的にその品物をどのように利用したか、食べ物だったらどんな味わいだったかを書いた方が、相手が喜びよく伝わると思います。
婚約や結婚、昇進や栄転、受賞祝いなどに対しては、有頂天になっている様子を書くことはみっともないことです。

お見舞いの金品をもらった、お見舞いに来てくれた、お見舞い状をもらった場合

出産見舞い、病気見舞い、災害見舞い、季節の御見舞い状など

お見舞いに対するお礼状は、感謝の言葉と自分の近況を書くようにします。
出産や病気の見舞いのお礼状は、すぐ書くという訳にはいかないので、退院してからでも大丈夫です。
退院のお知らせにもなります。

贈答品をもらった場合

お中元、お歳暮、旅行土産など

贈答品が届いたことに対するお礼状も、お祝いの品物をもらったときと同じように、具体的にどのように使ったかを書き添えると喜ばれます。

特別にお世話になった場合

知人宅に訪問して食事をごちそうになった、旅先で世話になった、就職を紹介してくれた、借金に応じてくれた、励ましてくれたなど

特別お世話になったことに対するお礼状は、素直に自分がいかに助かったかを、訪問や旅先での世話になったことへのお礼状は、そのときの思い出を書くと、相手も喜ぶと思います。

ていねいな弔慰をしてもらった場合

弔事での会葬のお礼状は、葬儀の当日に葬儀社が用意して手渡す習慣があるので、それ以外の場合のみ

弔慰に対するお礼状は、すぐに出すというわけにはいきません。
仏式葬儀を執り行った場合、四十九日の忌明けまで、遺族は外部に手紙を出せないことになっているので、お礼状は忌明け以降になります。
生前の付き合いに感謝する言葉や、現在の気持ちなどを書きますが、あまり湿っぽい文章にならないように気をつけます。

例文

お祝い事のお礼

このたびはご丁寧なお手紙をいただき、かつまたお祝いの品まで賜りまして、心から御礼申し上げます。

お世話になった人へのお礼

先日は私の○○に多大のお骨折りをいただきまして、心から感謝申し上げます。

病気見舞いのお礼

先日は、お忙しい中わざわざお見舞いいただき、また素敵な花束をありがとうございました。

おみやげに対するお礼

このたびは○○ご旅行にさいし、わざわざ□□をお送りくださり、まことにありがとうございました。

忌み言葉に注意

結婚に関するもの

去る・出る・帰る・切れる・離れる・こわれる・破れる・冷える・重ねる・たびたび・重ね重ね・かえすがえす・
心配など

出産に関するもの

薄い・流れる・死・苦労・破れる・不幸・病気など

お見舞いに関するもの

枯れる・衰える・困る・倒れる・病気・やっかい・死など

葬儀に関するもの

繰り返し・重々・相次いで・重ねてなど

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