お見舞いのお返しをしよう

お見舞いのお返しをしようのポイント解説

お見舞いのお返しはするべきか

病気見舞いや災害見舞いをいただいたときは、基本的にお返しをしなくてもマナー違反ではありません。
困ったときにはお互い助け合うものですよね。
ただし、心配し気遣ってもらったことへの感謝の気持ちは、落ち着いてからでいいので、お礼状で伝えるようにします。

病気やけがのお見舞いをいただいたときは、全快後に「快気祝い」の形で贈り物をすることがあります。
お返しというよりは、「内祝い」の意味です。
しかし、病気やけがの回復が長引いているときに、「お返しをしなければ」と気にする必要はありません。

快気祝い

快気祝いは、「床払い祝い」などと言われ、家族など内輪のお祝い事でが、今ではお見舞いのお返しとして快気祝いの品物を贈るのが一般的です。
快気祝いを贈るのは、お見舞いの金品をもらった人だけではなく、担当の医師、看護師、同室の患者など、入院中お世話になった人たちにも、感謝の気持ちを込めて贈るものです。
ただ、同室の人でも症状の重い患者にはかえって不愉快な思いをさせることがありますので、くれぐれも注意します。

快気祝いの予算

予算は一人あたま千円ぐらいで十分です。
高額のお見舞いをもらおうと、そうでなかろうと、快気祝いの金額に差はつけません。
一般的な品物は、赤飯、ハンカチ、タオル、プリペイドカード類など、「病気があとに残らないように」と、消耗品を選びます。
会社関係なら「○○課ご一同様」としてお菓子でもいいです。

紅白の「結び切り」の水引を使い、表書きは「快気祝い」として、特にお世話になった人にはお礼状を添えます。

自分が入院することになったら

社会人ではたとえ具合が悪くても、自分で職場の上司に連絡しなければいけません。
ただし自分が動けないときは家族に知らせてもらいますが、一人暮らしで近くに親戚も知人もない場合は、病院の人に頼みます。

上司に知らせておけば同僚にわざわざ知らせる必要はありません。
友人などプライベートな知人には、病状がはっきりしてから知らせるようにします。
病状がわからないうちに入院のことだけ伝えると相手が心配してしまいます。

こんなときどうする?

ガンなど深刻な病気で本人に告知しない場合の対応

入院した当初はたとえ親戚でも正確な病名は言わないほうがいいでしょう。
知らせてしまうと、お見舞いするほうも神経をつかって辛いので、最初のうちは病名を告げずに、落ち着いたらごく親しい人にだけ伝えるようにします。

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