覚えておきたい日本料理とお酒の付き合い方

覚えておきたい日本料理とお酒の付き合い方のポイント解説

日本料理とお酒

会席料理はお酒との相性を考えて作られている料理です。
料理のオーダーをするときにお酒も一緒にオーダーします。
一般的にはビールで乾杯をして、そのあと日本酒に移りますが、もちろん最初から日本酒でもいいですし、好きなお酒を注文してもかまいません。
乾杯だけは他の人に合わせたほうが無難です。
お店によっては食前酒が小さいグラスで出されることがあります。

乾杯のしかた

全員にお酒を注ぎ終わったら改めてグラスを持ち、「乾杯」と目の高さまで上げて会釈をします。
ひと口飲んでからグラスを置きます。
飲めない人も、ひと口だけでも口をつけるのがマナーです。
改まった席ではグラスを合わせるのは控えます。

日本酒のお酌のしかた

1、お銚子の中央を右手で持ち左手を添え「いいですか?」と声をかけます。お銚子の首を持つのはNGです。
2、受けるほうは「ありがとう」とお礼を言って、杯を右手で持ち左手を底に添えます。
3、少量ずつつぎ始めだんだん多くして最後はまた少量にします。杯の8~9分目までつぐようにします。
4、つがれたらひと口飲んで杯を置き、「○○さんもどうぞ」などと声をかけてお返しをします。

ビールのお酌のしかた

1、ビール瓶はラベルを上にして右手で瓶の中央をしっかりと持ち、左手を添えます。
2、最初は静かにつぎ始めます。勢いよくつぎ始めると泡ばかりになってしまうので注意します。
3、途中から勢いよくついで泡をほどよく立てます。
4、最後は泡を持ち上げる感じでゆっくりとつぎます。3割ぐらいの泡が立てば上出来です。

グラスは右手で中央部分を持ち、左手の指をそろえて底にあてます。
お酌をうけるときグラスを傾ける必要はありません。

お酌の途中でお酒がなくなるのは、失礼なので気をつけてます。
ビール瓶は残量が見えるので、少ししか残っていないものは自分のグラスについで空にします。
お銚子の場合はお酒の残量が見えないので、持ったときの重さで残量をはかるように気をつけます。

ます酒の飲み方

冷酒を頼むとますで出てくることもあります。
ますの角に口をあてて、両手で持って飲みます
冷酒はますやグラスからあふれるほどつがれることがあります。
その場合ますやぐらすのお酒を飲み干したら、受け皿にこぼれているお酒を移して飲みます。

お酒の飲み方のNG

空のお銚子を倒す

お銚子が空になったサインとして倒しておく人がいますが、改まった席ではマナー違反です。
空いたお銚子はわかるようにテーブルの隅にまとめておきます。

ご飯が出ても飲んでいる

会席料理でご飯や止め椀が出たら、お酒を終わりにするのがマナーです。

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