日ごろ食べている洋食について正しいマナーを覚えておきたいですね。
パスタ
イタリア料理の代表的なもので、ロングパスタとショートパスタがあります。
ロングパスタは、ひと口よりやや少な目の量をフォークですくい、端の隅でフォークを立ててきっちりと巻きます。
スプーンが添えられている場合、左手でスプーンを持ちスプーンの上で巻くときっちり巻けます。
貝を使ったボンゴレのパスタは、貝殻を左手で持ち身をフォークですくいます。
貝殻は皿の隅にまとめておきましょう。
ショートパスタはフォークにのせて食べますが、すくいにくいものは刺して食べてもかまいません。
ライス
洋食店などでライスを食べるとき、ナイフでひと口分のライスをフォークの腹にのせて食べます。
フォークの背にのせるのはこぼしやすく、旧式のマナーになります。
フォークを右手で持ち、ライスをすくって食べてもかまいません。
カレー
ライスで食べる場合と、ナンで食べる場合とがあります。
ライスとルーが別々に出てきたら、ルーを少しずつかけていただきます。
最初に全部かけてもOKですが、その場合は全体をかき混ぜて食べるのはNGです。
ナンの場合は、ナンを一口大にちぎり、右手で持ってルーにつけていただきます。
ピザ
ナイフとフォークがセットされているお店では、切りながらいただきます。
たいてい切り分けてあるので、一片を左手で持ちチーズが切れないときはフォークでのせます。
やや丸めるようにして持つと具がこぼれたりすることがありません。
生ハムメロン
オードブルに登場するポピュラーな料理です。
生ハムとメロンは一緒に切れないので、まずナイフとフォークで生ハムをはずし皿の手前に置きます。
生ハムとメロンを別々に一口大に切って一緒にフォークで刺していただきます。
パイ包みのスープ
パイ皮の真ん中にスプーンで穴をあけ、パイをスープの中に落とし、まず香りを味わいます。
落としたパイ皮とスープをすくって飲みます。
少しずつ落としながら飲み、器についているパイ皮は残します。
伊勢海老のグラタン
一度身を取り出して調理したものを詰めてあるので、ナイフとフォークで身を取り出します。
身を皿の手前に殻を向こう側に置き、身の左端から一口大に切っていただきます。
ホイル包み焼き
ナイフでホイルの中央に切り目を入れます。切れ目は縦でも横でもかまいません。
ナイフとフォークで切り目を大きく開き、中身を一口大に切っていただきます。
パラフィン紙で包まれた料理も同様です。