足ツボ(やせるツボ)
第二の心臓といわれるほど、足の裏にはたくさんのツボがあります。
足ツボには血液の循環に大切な役割を果たしているところなのだそうです。
足は心臓からもっとも遠くて低いところにあるので、血行がとどこおりやすい部分ですが、血行をよくするために足の筋肉やツボが大切な働きをしてくれます。
足のツボや筋肉を刺激することで、血液の流れがよくなって心臓の働きを助けてくれます。
歩いたり、揉んだり、押したりする刺激が、心臓の血液を送り返す作用を活発にして、全身の血液循環をスムーズにして、心臓の負担を軽くしてくれます。
その足ツボにもダイエットに効果的な「やせるツボ」があります。
肝臓のツボ
→ 足裏の真ん中の土踏まずの中央部分
膀胱のツボ
→ 内くるぶしの下の部分
胃のツボ
→ 足の親指のつけ根から土踏まず全体の部分
この3つのツボです。
肝臓・膀胱・胃の3つのツボを刺激するとダイエット効果があるそうなんですが、2つのポイントがあります。
腎臓から膀胱へのツボの道すじを作る
体内のゴミを膀胱まで運んで尿としてスムーズに排出するために欠かせません。
ここを刺激するとデトックス効果が倍増します。ということはむくみも解消ですね♪
消費カロリーはマラソンの2キロ分にも匹敵するそうです!
ちなみに膀胱のツボが膨れている人は、おしっこを我慢しがちなんだそうです。
あなたのツボは大丈夫でしたか?
胃のツボをよく揉みほぐす
この胃のツボを押したときにチクチクする人は、胃の働きが弱い証拠です。
このツボを揉みほぐすことで、食欲を抑えて食べすぎを防いでくれます。
ツボ押しの基本
足ツボマッサージって聞くと、よくテレビの罰ゲームでやっているような痛いイメージがありますよね。
専用の棒を使ってグイグイ押して、そこで痛かった部分が体の悪い部分だと分かるんですよね。
でも、自宅で自分で行うので、このような専用の棒などはいりません。
使うのは自分の指です。
ツボを押すときは3種類の指の形があります。
- 握りこぶし「グー」の形で、人差し指、中指、薬指、小指の第1関節から第2関節までの面を使って、押したり滑らせたり、たたいたりします。
- 親指の腹を使って、押したり滑らせたりします。
形でいうと親指を立てて「グッド」ってする仕草ありますよね?その形です(笑)
これは広い範囲にわたるツボを押すときや、老廃物を流しだすときに活躍します。 - 人差し指の第2関節を90度に曲げて、関節部分でツボを刺激します。
これは細かい部分を押すとき使い、ダイレクトにツボに入る形なのだそうです。
ツボ押しするときに、クリームやオイルがあると、滑りもよく効果もアップするそうです。
クリームやオイルは、普段使いのハンドクリームやボディ用のクリーム・オイル(市販されてるベビーオイルなど)でOKです。
保湿効果の高いものや、温熱効果やセルライト対策に効くエッセンシャルオイルを混ぜて使ってみるのもいいかもしれませんね。
(保湿効果にはアーモンドオイル、温熱効果はユーカリ、セルライトにはレモンのエッセンシャルオイルが効果があります)
他にも手軽な小物として、竹踏み(青竹踏み?)も時間がないときには代用できます。
よく100円ショップなんかで売ってますよね。プラスチック製でつぶつぶのついたものでもOKです。
(100円のものでも慣れるまでは結構痛かったりします・・・)
その他にも、ゴルフボールやスーパーボールを座っているときに足の下に置いてコロコロ動かすだけでも、ツボを刺激できます。
これはなかなか、イタキモチくて(笑)オススメです。
OLさんはお仕事中にデスクの下でコロコロやって、むくみ解消にも手軽でいいかもしれません。
あまり激しくコロコロすると、ボールが転がっていってしまいますのでご注意をσ(・ω・`;;)ァセァセ
ツボ押しをする時は次のことに注意しましょう!
食後30分以内は控える
食事をすると胃に血液が集まるので、この時にツボ押しをすると消化器官に負担がかかってしまい逆効果になるそうです。
食後ならば1時間後ぐらいを目安に行います。
自分の手で押す
市販の棒を使うと、素人の私たちには力が入りすぎて足を痛めることもあります。
なので自分の手でやって、力加減を確かめながら行うと安心です。
素足で
靴下の上から行っても、刺激が届きにくくて効果も出にくいそうです。
さらに摩擦が起こって皮膚を傷めることにもなってしまいますので、かならず素足で行いましょう。
左足から
心臓の反射区がある左足から始めるのがポイントなのだそうです。
何箇所かまとめて押すときは、左足を一通り行ってから右足のツボ押しを始めるようにします。
足ヤセ足ツボマッサージ
朝・昼・夜とやせるツボを刺激する、足ヤセ足ツボマッサージプログラムです。
朝
忙しい朝はゆっくり足ツボを刺激する時間がありませんよね。
竹踏みがあればそれを活用しましょう!
かかとにクリーム、膝から下の足にはオイルをすりこんで保湿してあげます。
十分な保湿をした後にツボを刺激すると、代謝もアップします。
その後に竹踏みを使用して、かかとからつま先までまんべんなく刺激しましょう。
かかとのツボを刺激すると腰痛や神経痛に、つま先のツボは肩こりや目の疲れに効果があります。
朝の洗面所で歯磨きをしながら行うと、時間も有効活用できますよね♪
デトックス効果を出したい場合は、体温ほどの温かさの白湯を200ml、これを一気に飲みほすと体内を浄化してくれます。
体温と同じくらいのお水なので、水分がスムーズに浸透して、老廃物を尿として体外に排出しやすくなるそうです。
昼
忙しいお昼でも、会社や学校でも簡単にできます。
階段を上がるときも足に意識を集中させます。
地面につま先だけでなく足裏全体をしっかりとつけて、膝を真上に引き上げるようにイメージして上がると、美脚効果が高まります。
椅子に座ったままできる運動として、足首をぐるぐる回したり、つま先を真っ直ぐ伸ばし手前に90度に曲げたりなど、あらゆる方向に動かしてリンパの詰まりを解消します。
キュッと細い足首になりますよ。
ゴルフボールなどを使って足の裏をコロコロと刺激する。
土踏まずを重点的に行うのがポイントです。
デスクの下などでこっそりできる運動ですよ。
夜
血行が良くなるお風呂上りは足ツボマッサージには最適の時間です。
お風呂に入れない日は、足だけでも温めて行うとよいそうです。
洗面器やバケツに40℃くらいのお湯を入れて、足浴を5~10分行います。
このときお湯に塩を一つかみ入れると血行がよくなり新陳代謝もアップします。
お風呂から上がったら、指の間までしっかり水気をふきとり足指のリンパを刺激させて、朝と同じようにクリームやオイルをなじませ、しっかりと保湿しておきましょう。
ここからは自分の指で足ツボマッサージです!
・足裏の真ん中の肝臓のツボから、膀胱のツボへのラインを親指の腹を使って刺激します。続けて親指の腹で膀胱のツボをかかとに向かって押し流します。
(それぞれ10回ずつ)
・足首より少し下の横隔膜のツボを、両手で左右から親指の腹を使って押し滑らせます。(10回)
呼吸するときや食べるとき、常に動いている横隔膜はダイエットに効果的なツボなのだそうです。
・胃のツボがある土踏まずからかかとに向けてグーの形で刺激します。
強めに刺激すると食欲も抑えられて、ダイエットに効果的です。
・最後にひざへリンパを流します。
ツボ押しの後、リンパ流しを行うとむくみが一気に解消されるそうです。
両手で膝を包んで、親指で膝、残りの4本の指で膝裏をマッサージします。
ふくらはぎから太ももの半分くらいまで10回行います。
※マッサージは左足を一通り終えてから、右足へ移りましょう!
経絡リンパマッサージ
体内の循環が悪くなると「むくみ」や「こり」の原因になります。
それが慢性化してしまうと、体がたるんだ状態になってしまいがちです。
体のむくみを解消する効果があるのが、経絡リンパマッサージです。
経絡というからだのエネルギーの流れと、老廃物を排泄するリンパの流れを同時に促すことでむくみやこりを解消します。
手軽で即効性があるので、ボディラインを引き締めることができます!
経絡とは?
東洋医学では気血の通り道として考えられていて、臓腑と体表を結ぶ全身に分布するルートなのだそうです。
内臓に異常や病気があると、経絡やツボに反応がでてきます。
足ツボ同様、体の状態が体表から分かるので、経絡を理解すると、治療が必要な臓腑とつながる経絡やツボを刺激することで、全身のバランスを調整することができます。
リンパとは?
全身に張り巡らされたリンパ管と関節や中継点にあるリンパ節、また特殊なリンパ期間を総称したものをリンパ系と呼びます。
このリンパは、体内に侵入した異物を体から守ったり、不要物質を回収し運搬する働きがあります。
リンパマッサージはリンパ系の滞りをなくして、流れをスムーズにすることが目的なので、リンパの流れに沿うように心臓に向かってマッサージするのが基本なのだそうです。
マッサージの基本
経絡リンパマッサージは「押す」「もむ」「さする」「たたく」の4つの手法をそれぞれの部位や目的にあわせて使い分けます。
押す
両手の親指の腹を当てて、自分の体重をのせながら5秒かけてゆっくりと押したら、そのまま5秒間静止して、5秒かけてゆっくりと戻します。
リンパの流れや血流を促進するので、むくみや冷えの解消に効果があります。
もむ
マッサージする部位を両手でつかんで、タオルを絞るようにしながらそれぞれの手を反対方向に動かしてもみます。
脚やおなかなど、皮下脂肪の多い部分の筋肉を刺激するのに効果的です。
さする
手のひらを密着させて、気持ちいいと感じる程度に圧力を加えながら、手のひら全体を腹の上ですべらせるようにさすります。
皮膚の刺激が新陳代謝を促して、リンパの流れや血流をアップします。
たたく
手のひらを少しくぼませて、やさしくたたきます。
ポンポンと軽く心地よい音が出るくらいが調度良い強さです。
血行を促進して、体を引き締める効果があります。
力の入れ具合は「気持ちいい」と感じる程度で、強い力を入れる必要はありません。
入浴後など体が温まっているときに、お好みのマッサージオイルやクリームなどで手のすべりをよくしてから行うと、さらに効果がアップするそうです。
リンパマッサージの後は、十分な水分をとるように気をつけます。
マッサージを行うとき、次のような状態の場合は控えるようにしてください。
・とても疲れているとき
・病気やけががある人
・発熱など体調が悪いとき
・妊娠初期の人
・食後2時間以内やお酒を飲んだとき