敬語には3種類ある
・相手をたてた尊敬の表現の「尊敬語」
・こちらがへりくだることで相手をたてた表現の「謙譲語」
・単に言葉を丁寧にすることで相手をたてる「丁寧語」
尊敬語
1.相手に関するものに「お」や「ご」をつける
例)お召し物、ご本、おみ足、お飲み物など
ただしカタカナや外来語にはつけません。(例)おコーヒーなど
2.相手の動作に「れる、られる」をつける
例)待たれる、来られる、見られるなど
3.「お(ご)~になる」(~に相手の動詞を入れる)
例)お待ちになる、お越しになる、ご覧になるなど
4.「お(ご)~くださる」(~に相手の動詞を入れる)
例)お待ちくださる、お越しくださる、ご覧くださるなど
謙譲語
1.自分や自分に関することをへりくだって言う
例)愚妻、愚息、弊社、小社など
2.「お(ご)~する」(~に相手に関する自分の動作を入れる)
例)お待ちする、お調べする、お待ちするなど
3.「~させていただく」
例)待たせていただく、調べさせていただくなど
丁寧語
1.「です、ます」「ございます」を語尾につける
例)あちらでございます、開始時間は14時になります、など
2.相手に関係しなくても「お」をつける
例)お酒、おつまみ、お金など
3.言葉を丁寧にして言う
例)今日のことを「本日」、あさってのことを「明後日(みょうごにち)」、あっちを「あちら」など
目上の人をムッとさせるあんな言葉・こんな言葉
「ですからぁ~」「繰り返し言いますけど」
何度も話したことを強調すると怒りを買ってしまいます。
「むずかしい話ですけど」「よく聞いてください」
相手の知的レベルを低くみているような表現です。
「そう言ったじゃないですか」「それ口癖ですね」
相手の言動を強調して非難していると誤解されます。
「それなりにうまくいきましたね」「まあまあよかったですよ」
目上の人を低く評価する表現ですので避けましょう。
「お茶で結構です」
「で」が不適切です。「お茶をいただきます」に言い換えます。
「そこそこおいしかったです」
ごちそうになったときは、「おいしくいただきました」とお礼をきちんを言います。
「そこそこ」「まあまあ」など、わざわざマイナスの批判はしないようにしてください。
こんな言葉を使っていると、上司や先輩はカチンきてしまうかもしれません。
うっかり口に出さないように気をつけましょう。