西洋料理の種類と食前酒選びのマナー

西洋料理の種類と食前酒選びのマナーのポイント解説

西洋料理の種類

西洋料理の代表的なものといえば、フランス料理やイタリア料理です。
どちらもレストランではコース料理やアラカルト(一品料理)があります。
コースにはフルコースや略式コースがあります。

料理を決める

コースなら量も組み合わせも手頃ですが、特に食べたい料理があるときや、品数が要らないときはアラカルトにします。
主菜を決めてそれに合う前菜との2皿でも十分です。
デザートかチーズを加えてもいいですね。

同じテーブルでコースとアラカルトの両方をオーダーしたり、アラカルトの品数が各々違ったりすると、品数の少ない方が手持ちぶさたになるので、同席者と皿数を合わせるようにします。
ゲストに値段の書いていないメニューが渡されるときは、「気をつかわずに好きなものを選んで」という心配りです。
招待者には値段入りのメニューが渡されています。

フランス料理のフルコース例

1、オードブル hors d’ oeuvres 前菜のことで、軽めの料理が出ます。
2、スープ potages ポタージュやコンソメが一般的です。
3、パン 一般的にはスープと一緒に出されます。
4、魚料理 poissons(ポワソン) メインディッシュのひとつです。
5、口直し ソルベやグラニテなどが出ます。
6、肉料理 viandes(ヴィオンド) 主役のメインディッシュです。
7、サラダ legumes(レギューム) 肉料理と一緒に出されます。
8、チーズ fromages(フロマージュ) 好みのチーズを選べます。
9、デザート(アントルメ) desserts(デセール) ケーキや冷菓などの甘い菓子です。
10、デザート(フルーツ) デザートに盛り合されていることもあります。
11、コーヒーとプチフール コーヒーや紅茶と小さい菓子が出されます。

フランス料理の略式コース例

1、オードブル
2、スープまたはサラダ
3、メインディッシュ(魚料理または肉料理)
4、デザートとコーヒー

コースの略し方はいろいろで、オードブルがない場合や、オードブルかスープを選び、サラダはメインディッシュについている場合もあります。

イタリア料理のフルコース例

1、アンティパスト 前菜のことです。
2、プリモ・ピアット 「1品目の料理」という意味でパスタやリゾット、スープなど。
3、セコンド・ピアット 「2品目の料理」という意味で、魚料理や肉料理などのメインディッシュになります。
4、コントルノ 「付け合せ」という意味でサラダなど。
5、フロマッジョ チーズのこと。
6、トルチェとエスプレッソ ドルチェはデザートのことで、エスプレッソはイタリアのコーヒーのことです。

いざオーダー

オーダーは男性がまとめる

食べたいものがあったら男性に伝え、まとめてオーダーしてもらうのがスマートです。
男性はまず女性の分、次に自分の分と分けてオーダーすると、お店側がサービスしやすくなります。

ウェイターを呼ぶときは

「すみませ~ん」と大きな声を出すのはNGです。
メニューを閉じてテーブルに置くと、「オーダーが決まりました」の合図になります。
手を軽く上げて、ウェイターと目を合わせると、オーダーを聞きに来てくれますので声に出さなくても大丈夫です。

食前酒選び

シャンパンやキールロウィヤル、ミモザなどシャンパンベースのカクテルや、キールドライシェリーなどが食前酒向きです。
もちろん飲みたくなければ、お水や炭酸水を頼んでもかまいません。

ワインを決めるとき

ワインに詳しくないなら、ソムリエに相談できます。
好みや予算を伝えると、料理に合ったものを選んでくれます。
予算を伝えるとき、ワインリストの値段のところを指して「このくらいで」と伝えるとスマートです。

テイスティング

まず、グラスを持って色と香りをチェックして、次に口に含んで味を確認します。
テイスティングは味見というより、選んだワインが変質していないかを確認するためのものです。
極端に酸味がきつかったり、濁っていたりなどひどい状態でない限りは交換できません。
味が気に入らない場合、違うワインに変更してもらえますが、選んで開けてもらった以上、ワインの品質に以上がなければ、あけたワインの代金は支払うことになります。

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